エコボロンは「水」と「ほう酸」を主原料とし、その他の浸透剤も安全なものが選択され、VOCの揮発がないことが確認されています。
健常者であれば、施工中顔にかかっても、目に入っても問題ありません。
従って、化学物質過敏症の方であっても、床下の施工において大抵の方には影響がでないと考えております。
しかし、それでも御心配な場合、一度サンプルを取り寄せてご確認をされる方法をお薦め申し上げております。
当社には、化学物質過敏症の方からのお問い合わせが頻繁にございます。
その多くは、NPO法人化学物質過敏症センターさんからのご紹介とのことです。
ご不明な点は、下記のフォームからお気軽にお問い合わせくだい。
精一杯の対応をさせていただきます。
化学物質過敏症の発症について、「少しずつ注ぎ込まれるコップの水が溢れた時に突然発症する」と、よく言われます。
重度の化学物質過敏症に苦しむ方々は、自宅の環境だけでなく、隣近所で使われる日常の生活用品からであっても影響を受けることがあります。
自らの問題だけでなく、家族や近隣の人々、そして社会にも気を配らなければなりません。
化学物質過敏症に悩む方の数は、70~100万人ともいわれ年々増え続けています。
現代生活では、体内に入ってくる化学物質は、シロアリの殺虫剤だけに限らず多種多様です。それらの蓄積がその人の許容限度を超えてしまうと、化学物質過敏症を発症してしまうのです。
すべての人が、「今が良いから大丈夫」ということではなく、リスクを軽減するための選択を、日常生活の多くに取り入れていかなければならないということです。
●重度の化学物質過敏症 M・Oさん
畳屋職人の娘として生まれた私は、幼少の頃から農薬が使用されたワラ、防虫剤などが身近にあり、結婚後も転勤生活を繰り返したこともあって、新築住宅の建材から出る化学物質の匂いと共に生活をしてきました。
そして2010年の10月、自宅の一室をリフォームすると、翌11月に化学物質過敏症を発症し、それ以来寝込みがちの不自由な生活になってしまいました。
その後は、僅かな化学物質にも体が反応するようになってしまい、元の生活を取り戻そうと化粧品の使用を止め、キッチンの洗剤、洗濯洗剤、その他あらゆる生活必需品を天然由来のものに切り替えながら、今ではどうにか最低限の生活ができるようになっています。
一度化学物質過敏症になると、電車やバスでの移動すら苦痛を伴います。人が多い密閉空間には化粧品やシャンプー、洗濯洗剤の芳香剤やクリーニングの液剤などに含まれていた化学物質が漂っているからです。
宅急便で届けられてくる荷物は、主人が会社まで持ち込んでから開封してくれています。
私は、送り主の手や体についている僅かな化学物質であっても、敏感に反応してしまうからです。
あらゆる化学物質を避け、ようやく生活が成り立つようになったものの、原因不明の再発が訪れることもしばしばで、その度ごとに2~3週間寝込んでしまうことがあります。
例えば、室内の電磁波です。ブレーカーを落とすことで体が楽になることがわかり、今でも自分の部屋は完全にブレーカーを落としたままで生活をつづけています。電磁波過敏症にも発展していたのです。
またある時は、窓の外から入ってくる化学物質によって再発が起こります。
夏の暑い時期であったことから、隣の家で使用する電子式蚊取り線香が原因であることに気がつきました。勇気を奮って申し出たところ、快く使用を止めてくださり、症状が治まったこともありました。
そんなある日のこと、隣と、さらに2件隣の家が、同時にシロアリ施工を計画しているとの声が届きました。
近所で行なわれるシロアリ施工からくる自分への影響について、NPO法人化学物質過敏症支援センターに問い合わせたところ、帰ってきた返答は「気をつけてください。かなり長期に苦しむことになると思います」というものでした。
さらにセンターからは「以前、九州の同じような会員さんが、自宅のシロアリ施工にエコボロンという天然系の薬剤を使用し、まったく反応が出なかったことがある。その商品を調べて、隣人に説明してみては?」という提案を受けました。早速メーカーの㈱エコパウダーに問い合わせをしたところ、突然の電話にもかかわらず丁寧に対応していただき、業社さんの匠ネットワークの原田さんを紹介してくださいました。
原田さんは、私と同じような病状に苦しむ方への対応に慣れていて、隣人への丁寧な説明と、エコボロンを使った2件のシロアリ施工を担当してくださることとなりました。
隣の家で使用される天然製品であっても、これまで少しのことにも体が反応してきたため、念のために施工時間帯には自宅近くの山の上に避難して、作業の終了を待ちました。
しかしながら、これまで極微量な化学物質に反応してきた私であっても、帰宅後、症状が出ることはまったくありませんでした。
もし、エコボロンの情報が入らなかったら、どうなっていたのかと考えると、救われた思いで一杯です。私のように化学物質過敏症に悩む方々に、是非このことをお知らせしたいと思いました。